療養病院の設備

療養病院の設備には、居室のほかに、浴室やトイレなどの共同設備が備わっています。リハビリのための機能訓練室や診療室、食堂や談話室などで構成されています。居室は多床タイプのものが多く、複数の人を収容しています。個室タイプのものもありますが、利用料金が高くなります。

医療機関として特徴のある療養病院は、重度の要介護者向けの「介護療養病床」と、重度の認知症患者向けの「老人性認知症疾患療養病床」に分かれています。どのようなサービスを利用するかによって入院する居室のタイプが異なります。

両者の違いですが、同じ要介護者でも、認知症を患っているかどうかがポイントになります。老人性認知症疾患療養病床に入所できるのは、認知症を患っている人なので、認知症の診断を受けていることが条件となっています。

老人性認知症疾患療養病床には、生活機能訓練室が設けられており、認知症の症状が進行するのを防止し、健康状態を維持します。認知症の進行に伴って幻覚や妄想、徘徊などが生じます。認知症の症状をおさえて安定して生活できるようにと、個室になっているのが一般的です。療養病院に入院する前に、どのような居室のタイプがあるのか調べておかれた方がよいでしょう。